ダイエットは、長く苦しい期間を続けていなければ成果が出ない、というイメージがありますが、実は1週間という非常に短い期間でも相応の効果を出すことは可能なのです。今回は1週間で痩せる方法についてご紹介しますので、ダイエットをするかやなまれている方もぜひ参考にしてください。
ダイエットをして痩せると言えば、最低でも1か月や2か月といったように月単位で取り組まなければ、何キロ痩せるなどといった具体的な成果を出すことはできないようなイメージを持っている方も多いでしょう。 確かに健康的な状態を維持しながら体重を落とすダイセットを実践する場合、それなりの期間が必要なのは間違いありませんが、結論から言えば1週間というごく短い期間でも痩せる事は可能です。
具体的には、2キロから3キロ程度の体重をダウンさせることくらいはできます。ただし、極端に食事を減らしたりするといった方法を実践した場合であって、無理に行えば健康に影響を及ぼす可能性もあります。 ダイエットにおいて無理は禁物であり、無理をした結果リバウンドという誰もが恐れる現象が起きる可能性の方が高くなることもあります。よって、痩せる事自体はできるものの、相応にリスクもあると覚えておきましょう。
この様に、1週間という非常に短い期間では、普通に考えると体重を落とすのは無理に想えるでしょう。しかし、無理をせずとも色々と実践すれば効果は出てきますので、1週間内でダイエットをする具体的な方法をご紹介します。
まずは、カロリー制限になります。そもそもダイエットというのは、運動などによって消費するカロリーが、食事で摂取する摂取カロリーを上回ることによって、余分な脂肪などを落とす行為になります。 1週間内で痩せようと思ったのならば、どれほど甘く計算をしたとしても、1日の内の摂取カロリーの総計を1,000キロから1,200キロカロリー程度に抑える必要があります。 これは、人間が体脂肪1㎏を減らすためには約7,200キロカロリー分のエネルギー消費が必要になる為です。一日3食の食事内容はもちろんの事、飲料もスポーツドリンクなど糖類が入っているものの飲み過ぎに注意するべきです。
続いては、脂肪燃焼を行う事です。食事制限のみで体重を減らす結果に結びつけることも不可能ではないものの、無駄な脂肪を減らす消費エネルギーアップを行うのなら、やはり運動を取り入れるのは欠かせないとも言えます。 特に有酸素運動、ウォーキングやジョギング、水泳などが該当しますが、これらの運動は体内の脂肪を運動する際のエネルギーとして消費しますので、痩せたいダイエットにおいてはやはり必須です。
運動量が多くなれば、当然カロリー消費も多くなります。ただ、毎日続けるのが現実的に厳しいとなった場合でも、1駅分歩くなど生活上の中で取り入れられるような工夫をしてみましょう。 完全に運動が出来る状態でも、完全に息の上がるような激しさまでは必要なく、問題なくしゃべれる程度の負荷を意識しましょう。20分以上継続する事で初めて脂肪燃焼がスタートしますので、20分以上の運動をしてください。
スッキリと痩せている体を手に入れたいのであれば、代謝を向上させることも大切です。エクササイズやストレッチといった手法を取る事で実践が出来、有酸素運動程激しくなくとも、血流を良くしてむくみを改善し、基礎代謝を高める効果があるのです。 ストレッチはダイエットだけではなく、就寝する前に短時間取り組むだけでも睡眠の質を向上させられたり、体を柔軟にさせる事によって運動時のけがの防止などにも繋げられるといった複合的な効果を兼ね備えています。
タイミングとして推奨できるのは、入浴してからすぐ後です。体が暖まっていて結構も比較的良い状態ですから、通常体が硬めの人でも無理なく伸ばしていけます。 最初から体が柔らかい人が出来るレベルまでやる必要はなく、気持ちの良い痛みが感じられる程度で十分です。継続していくと、だんだんと体も柔軟になり、以前はできなかったレベルまで体は柔らかくなります。
体内の老廃物を排除するというのも、実はダイエットに結びつく効果があります。老廃物排除には半身浴が特に効果的といわれていて、マッサージなどと同じむくみ改善の他、余分な水分を汗として流し、老廃物排出にも効くのです。 入浴をする事でむくみの改善や老廃物が排出されるほどの効果を得るためには、有酸素運動と同じく20分程度と長く入浴をする必要があります。よって、全身よりも負担が少ない半身浴が推奨されます。
実際に20分間半身浴を行った場合には、水分をしっかり補給するようにしてください。汗が多く出た分、体内の水分が失われた状態になっているので、常温の水をコップ1杯分程度飲むようにしましょう。 知らないうちに体の中の水分が多量に失われ、冬でも脱水症状に陥る可能性が考えられます。これが続くと便秘気味になってむくみの原因にもなりますので、水分補給を常に意識してください。
もう1つ、マッサージを行うのも実はダイエットにつながります。代謝を向上させるためにストレッチが効果的とご紹介しましたが、マッサージも同じく血行の良好化を促してくれるのです。 ストレッチや半身浴などでも得られたむくみの改善、基礎代謝の向上はもちろんの事、有酸素運動を取り入れていた場合には実践後に取り組む事で疲れの解消にも繋げられます。
マッサージ用のオイルなどを併用するのもお勧めできます。体をぽかぽかと温めてくれますし、オイル自体の良い匂いの中でマッサージができますのでリフレッシュタイムとしても効果があります。 ただ、医学知識がない人が素人のままに取り組むと炎症を起こしてしまう可能性も否定できませんので、もしお金をかけても良いというのであれば専門家の人にやってもらうのが一番理想的です。
この様に、1週間というおそらくは最も短いダイエット期間においても、取り組めることは色々とありますので、工夫して取り組めば痩せるのも現実味を帯びてくるでしょう。健康的なダイエット成功のためには、食事面にも気をつけましょう。
まず、食事内容としては炭水化物の摂取を控えるようにしましょう。タンパク質、脂質、糖質というのが3大栄養素といわれていますが、このうち最も太る原因と目されているのが、糖質なのです。 ご飯や麺類、パンなどといった主食に当たるものが炭水化物に該当し、これらは様々な料理に合わせて美味しく食べられますので、普段からついつい口にしてしまいがちです。
ですが、炭水化物は血糖値を大幅に上げ、大量に摂取していると糖質が変化したブドウ糖が脂肪へと吸収されていきます。炭水化物が太る原因とされているのは、こうした仕組みが関係しているのです。 勿論、3大栄養素の1つであり不足し過ぎも健康を害してしまいますので、1食当たりの炭水化物量を40g以下に抑える事を目安にしてみましょう。
続いて、間食を取るのを避けるようにしましょう。そもそも3食で十分な栄養などが摂取できているのですから、間食というのは完全に不必要な食事であると考え、出来る限り一切排するのをお勧めします。 特にケーキやクッキーといったものは、甘くておいしいのはもちろん良いのですが、砂糖や小麦粉などの材料が多分に使用されています。これらは炭水化物と同じく血糖値を大幅に上げやすく、肥満の原因になりかねません。 ただ、間食を完全にゼロの状態にするのも、禁止しているとなるとストレスになってしまったり、1週間ダイエット終了後にたくさん食べてしまう事も想定されます。ドライフルーツ、ナッツといったような、大豆を使ったものならカロリーが低くお勧めです。
食事をする際には、しっかりと咀嚼をして食べる事を常に意識しましょう。噛んで食べる事など当たり前、と思われるでしょうが、意外にもこれが重要であり、噛むことによって脳の満福中枢が刺激され、お腹がいっぱいになりやすくする効果があるのです。 逆に全く何も考えていない状態だと、ついつい咀嚼量が減って早く飲み込んでしまいがちになります。特に時間に追われている中だと、食事に割く時間があまり取れずにさらに噛む量が減ってしまうでしょう。 噛む数が少ないままだと、満福中秋に刺激が行き渡らず、例え現実でお腹いっぱいの状態でも満腹感が感じられなくなるのです。噛み応えがあり、食物繊維が豊富で満腹を感じやすいレンコンやレタスなどを取り入れるのが推奨できます。
ダイエットをするのであれば、食事の中で揚げ物を入れるのは極力控えるべきです。唐揚げやエビフライなど、見るからにカロリーが高そうな揚げ物たちですが、脂を多用する揚げ物料理は当然ながらカロリーも高くなっています。 もし食事に取り入れるのならば、脂を使用しない蒸し料理などのヘルシーな献立を選択するのが推奨されています。唐揚げの代わりに蒸し鶏、とんかつの代わりにローストポークなどを選択する事が出来ます。 こうした料理も、脂を使わずヘルシーでありながら十分に食べ応えのあるものばかりです。もしどうしても揚げ物が良い、となった場合には、消化しやすい昼の時間帯を選択しましょう。
水分補給は、努めて補給をするように心がけてください。ダイエット中には無理にお腹に食べ物や飲み物を入れたくないでしょうが、運動などをすれば当然汗をかきますから、水分確保は運動の有無に限らず必ず行うべきです。 平均として、人間が一日に摂取するべき水分量は1.5リットルであると言われています。十分な水分の摂取は脱水の防止だけではなく、老廃物の排出によるスッキリとした体づくりのサポートもしてくれます。
やはり1週間というごく短い期間の中でダイエットを成功させようというのですから、食事内容の改善に加えて運動も取り入れたいところです。日常の中でもできる、無理のない運動のコツを押さえておきましょう。
実際に短期間で効率的に体重を落とせるトレーニングとしては、上記のようなメニューが挙げられます。無理なく1週間で1キロ、または2キロ痩せたい場合には、こうした有酸素運動を取り入れていきましょう。 ランニングをやる際には20分以上ペース配分に気を付ける事、踏み台昇降はお腹の筋肉を使う意識、シャドウボクシングは脂肪燃焼させるために出来るだけ長い時間取り組む事などを意識してください。
続いてストレッチですが、両手をひっくり返して前方に伸ばすメニューなどがあります。二の腕の血流を改善してむくみ解消に効かせる効果が期待できますので、女性などであれば特に実践したいところです。
脚を細くしたいなら、うつぶせに寝転んだ状態で片足を掴んで引き上げるストレッチもあります。太もも前部にある筋肉のストレッチになり、むくみが気になる太ももの血流改善に効きます。
ストレッチとは別に、マッサージをしてむくみ改善に効かせる方法もあります。足の先部分から始めていって、だんだんと体に近づいていく順番で取り組んでみれば、効果的に老廃物の除去効果が働きます。
こうして1週間ダイエットに取り組んで、体重計に乗った時に体重が減っていれば嬉しいものです。しかし、ごく短期間のダイエットであることに変わりはありませんので、終了後にも注意しなければなりません。
まず、食事内容には十分に注意をするようにしてください。ダイエットで減量を果たしたとしても、その後食べすぎてしまってはすぐに元の状態に戻ってしまいます。 それ以上減らす必要が無いのであれば、多少量が増えてもリバウンドまではいきませんが、カロリーコントロールは常に考えましょう。プチ断食や食事習慣の改善も、継続できると尚良いです。
有酸素運動を1週間取り入れたとしても、減量できる分としてはせいぜい1キロ前後です。もしもっと痩せたいと思っているか、または現状を維持したいと思うのならば、その後も継続する必要があります。 有酸素運動自体、ストレス発散の手法の1つにもなります。いつもより多めに歩いたりするだけでも立派な運動となりますから、是非生活の中で取り入れるなどの工夫をしてみてください。
実際に1週間でのダイエットをする事自体は、可能といえば可能です。しかし、ごく短期間であることに変わりはありませんので、リバウンドなどを防ぐためにも食事や運動内容はダイエット後にも是非継続していってください。
