おうち時間が増えた昨今、運動不足に悩む方や体の不調を感じる方も多くいます。おうちの中で、手軽に行える運動というとストレッチやヨガを思い浮かべる方が多いのでないでしょうか。効率よくストレッチやヨガをしたい方には、フォームローラーの使用がおすすめです。ここではおすすめのフォームローラーをご紹介していきます。
フォームローラーという名前だけではピンとこない方もおられるかもしれませんが、表面が凸凹になっている筒状の道具のことを言い、筋膜リリースの効果が期待できるとされています。筋膜リリースは、筋肉を包み込む筋膜のよじれやねじれ、筋膜の癒着を正常な状態に戻すことで、不調を改善できると注目されています。 筋膜は第二の骨格とも呼ばれ、よじれていると姿勢が悪くなったり、筋膜同士が癒着してしこりができると痛みやこりの原因にもなります。正常な状態に戻すことで、こりやむくみの改善、血行を良くするなどの効果が期待できるので、ストレッチやヨガ、運動後のクールダウンに使いやすいグッズです。
ここからはフォームローラーの上手な選び方をご紹介していきます。フォームローラーはどれも同じような感じに見えてどれを選べばいいか悩む方もおられるるので、選び方を参考に自分が使いやすいタイプを探してみてください。
選び方1つ目はサイズです。一般的にフォームローラーのサイズは直径15cm、長さが30cm前後のものが多く、様々な部位に使いやすいサイズです。持ち運びもしやすいサイズなので、自宅以外でも使用する場合にもおすすめです。 筋膜リリース以外にも使いたい方には、60cmなどのロングサイズが使いやすいでしょう。ヨガや体幹トレーニングなど、様々なエクササイズにも使えます。長いものだと1mくらいのものもあるので場所は取ってしまいますが、自宅でしっかりエクササイズしたい方におすすめです。
続いては硬さです。フォームローラーは表面に凸凹がありますが、その硬さは商品によって違います。素材はEVA素材と呼ばれる合成樹脂で作られているものが多いですが、硬いタイプと柔らかいタイプに分けられます。 硬いタイプは刺激が強めで、男性やすでに鍛えていて筋肉がある方などでも効果が得やすいです。刺激が少ない方がよい方は柔らかいタイプを選ぶと良いでしょう。刺激が少なくてもヨガやストレッチの効果は得られるので、お好みの硬さを選んでみてください。
耐荷重も選び方の1つです。フォームローラーには耐荷重の設定があり、多くは耐荷重が80kgなど自分の体重よりも重いものが多いでしょう。しかし耐荷重に近い体重の方が使うと変形してしまったり、長く使うことを考えると耐荷重が大きいものの方が安心です。 自分よりも耐荷重が大きいからといっても、使っているうちに負荷がかかって芯が割れてしまったりすることもあるので、耐荷重がどのくらいあるかをチェックしておきましょう。
最後は形状です。フォームローラーの凸凹具合は商品によって違い、凸凹があるほどツボを刺激したりこりをほぐしたりする効果が期待できますが刺激も強いです。刺激が強いのが苦手な方や、ストレッチ目的が強い方は、凸凹が少ないタイプを選ぶといいでしょう。 足つぼなどと同様で、刺激が強くても心地よい人もいれば苦痛な方もいます。自分が刺激に強いかどうかで選んでみてください。
ここからはおすすめのフォームローラーをご紹介していきます。商品によって凸凹具合や大きさも微妙に違います。また、色合いや柄なども落ち着いた色合いのものもありますが、派手な明るいタイプもあるので、自分が気に入って使えるものを探してみてください。
おすすめ1つ目は、トリガーポイントのグリッド フォームローラーです。トリガーポイントはセルフケアの世界的トップブランドで、世界中のアスリートから愛用されています。鮮やかなオレンジ色が特徴のフォームローラーで、サイズは直径14cm、長さ33cmで、中心部はABS樹脂、表面はEVA素材を使用しています。
EVA素材は変形しにくいため耐久性に優れ、重量は200gと軽量で持ち運びもしやすいです。耐荷重は約227kgとかなり大きいので、男性も使いやすいでしょう。
続いては、YumiCoreBodyのホグッシーローラーです。「くびれ母ちゃん」の愛称で知られる村田友美子さんが開発した商品で、サイズは直径14cm、長さ33cmです。 左側のくぼみはHogssyを動かさず深くほぐしたい時に使い、右側のくぼみはHogssyをゆらゆらとスライドさせて刺激を与えながら使用できます。
プリマソーレのフォームローラーは、Amazon限定ブランドでお手頃価格が魅力の商品です。サイズは直径14cm、長さ33cmで重量は900g、キャリングケース付きなので持ち運びもしやすいです。耐久性の高いEVA素材を使用、耐荷重も200kgあるので長く使用できます。
表面に2種類の凹凸があるのでしっかり刺激を与えられ、好みで使い分けもできます。カラーバリエーションは4色です。
おすすめ4つ目は、ハタチのグリグリもちもちローラーです。サイズは直径12cm、長さ約31.5cmで材質はEVA素材で中心部がABS樹脂です。青とピンクの部分で硬さが異なり、青は硬めでグリグリした感触に、ピンクは柔らかめでもちもちした感触になっています。太ももや背中、足裏にも効果的です。
続いてはインフィのフォームローラーで、カラフルでグミのような可愛さがある商品です。サイズは幅約33cm、高さ約13.8cmで、重さは約615gです。素材はEVA、ABSチューブで、皮膚にやさしい絶妙な柔らかさがあります。 3種類の形や大きさも違うグリッドがあるので、使う部位や求める刺激によって使い分けが出来ます。カラーバリエーションは6色あり、耐荷重は290kgなので体格のいい男性にもおすすめです。
スニーカーやスポーツ用品でお馴染みのナイキからも、リカバリー フォームローラーという商品が販売されています。材質はエチレン酢酸ビニルとポリプロピレンで、長さ33.02㎝と使いやすいサイズです。空洞の中心部は固いABS樹脂構造なので、力をかけても壊れにくくなっています。
STEADY 電動フォームローラーは、電動タイプで振動数は5段階、リズムは2種類あるのでお好みの刺激に調整可能なタイプです。高品質EVA樹脂を使用しているので、耐久性がありながら弾力性と柔軟性もあります。 サイズは11.4cmx29cm、充電式のバッテリーで連続使用時間は最大6時間45分なので、そう頻繁に充電しなくても済みます。
使い方の解説動画も利用出来るので、フォームローラーをしっかり使いこなせます。価格は高いですが、気軽にマッサージしたい方にもおすすめです。
おすすめ8個目は、Fitvcの電動フォームローラーです。5段階振動モードと5段階の周波数調節が出来る電動タイプで、EVA材質なので弾力性がありながら柔軟性があります。USB充電ができ、1年保証と日本語取扱説明書付きなので安心して使えます。3つの特殊な凸凹があり、それぞれ違う指圧マッサージを体感できます。
続いては、Drizzleのフォームローラーです。サイズは13cm×33cmで、変形しないEVA素材を使用しています。ヨガポールやスティックなどもセットになって販売しているので、おうちトレーニングを充実させたい方におすすめです。カラーバリエーションは4色あり、価格もお手頃です。
森拓郎式 ほぐしローラーは、加圧トレーニング&ピラティスのスタジオを持つフィットネストレーナー、森拓郎さんのストレッチ本とセットになって販売されています。サイズは10×16cmとかなり小さめで、滑りにくいマットな質感のフォームローラーです。中心部はABS樹脂で耐久性があり、2種類の凸凹面があるので刺激を変えらます。
セルフボディケア・ジャパンのランブルローラーは、世界のトップアスリートに愛用されているフォームローラーです。サイズは13×31cmで、素材はEVAとポリオレフィン混合、ラテックスフリーで防水加工が施されています。 特許技術を用いた突起は、筋肉よりも固く骨よりも柔らかいのが特徴です。
深い位置にある筋肉のトリガーポイントでも筋膜リリースができるので、普通のローラーで満足できなかった方にもおすすめです。
おすすめ12個目は、アディダスのフォームローラーです。サイズは直径12.5cm× 長さ33cm、重量は約500gで持ち運びしやすいサイズです。素材はEVA素材を使用し、テクスチャード加工が施されています。丸い凸面が特徴的で、しっかり筋肉を刺激してくれます。カラーバリエーションは2色です。
続いてはLEEPWEIのフォームローラーです。サイズは直径14cm×長さ33cmで、2種類の凹凸がある人間工学に基づいたフォームローラーです。表面はEVA素材で適度な柔らかさがあり、内側は超硬質PVC製で頑丈です。 耐荷重は300kgで、水洗いもできます。カラーバリエーションは9色と豊富で、価格が2000円しないので試してみる価値ありです。
Soomloomのフォームローラー EVAは、突起が3種類あるフォームローラーです。サイズは直径14cm×幅33cmで、素材は外側が弾力のあるEVA素材、内側はPVC素材で耐荷重は120kgあります。 カラーバリエーションは7色あり、中が空洞になっている軽量のものと、中に芯材が詰まっている頑丈なものの2タイプがあります。
価格が2000円しないので、かなりお手頃です。
最後はドクターエアの3Dマッサージロールです。直径8.5cm×幅31cmのコンパクトな電動タイプで、これまでご紹介してきたものよりスリムな印象があります。電池持続時間は弱で最長約180分、振動パターンは4つから選べます。 付属のアシストカバーが付いているので、寝っ転がらずに肩や腰をマッサージしたりもできます。
電動タイプなので重量は675gとやや重めですが、椅子やソファに座りながらも使用しやすいのでおすすめです。カラーバリエーションは4色あり、1年保証も付いているので安心して使えます。
ここからはフォームローラーの正しい使い方をご紹介していきます。せっかく体をほぐしたり、鍛えたりしたいのに、正しい使い方をしないと効き目も思う様に出ないことがあります。正しい使い方を覚えて、しっかり効果を得ましょう。
使い方1つ目は腹筋周りです。フォームローラーの上にうつぶせになって腹筋を乗せ、肘から手をついて脚はつま先でローラーを転がします。筋膜リリースはもちろん、お腹のツボも押せます。呼吸は止めずに、深呼吸しながら1分動きましょう。 次は腹筋の横で、横に寝そべった際にフォームローラーの上に横腹を乗せます。体重をかけ過ぎずにゆらゆら動いたり乗せるだけで程度で大丈夫です。1分動いたら、またうつぶせで1分、次に反対の横の腹筋を1分動きます。痛みが強い場合は体重をかけ過ぎないようにし、痛気持ちいいくらいにしておきましょう。
続いては太もも周りです。横に寝そべるようにローラーの上に太ももの外側を乗せ、もう片方はクロスするように足を伸ばして体を支えます。下になっている腕は肘から手を床について支えます。深呼吸をしながらローラーを上下に動かします。左右それぞれ行ってみましょう。脚の疲れがある方におすすめです。
最後は肩周りです。ローラーが脇と胸の間に来るように横向きに寝そべり、片腕を伸ばします。脚は軽く曲げ、反対の手は床について体を支えてもOKです。ローラーに体重をかけた状態で上を向くように反転させます。 胸を張った状態をキープしながら、上下にローラーを少し転がします。これも深呼吸しながらやってみて下さい。肋骨には当たらないように注意しましょう。
おすすめのフォームローラーや正しい使い方をご紹介してまいりましたが、運動が苦手な方やおうちトレーニング初心者でも使いやすいと思った方も多いのではないでしょうか。フォームローラーを使ってストレッチやヨガ、筋膜リリースを行えば、より効果を得られるでしょう。 在宅ワークが増えて家にこもることが増えた方や、こりやむくみが解消されないという方、いつも同じ姿勢で仕事をする方などにもおすすめです。フォームローラーを手に入れて、自宅で手軽にストレッチを行ってみてください。