トライアスロンはタイムを競う競技です。競技は長時間となるため、ペースタイムなど完走するために知っておくことがいろいろあります。ここではタイムの目安やペース配分について紹介します。目標を設定し、やる気を高めるためにも役立つので、ぜひチェックしてみましょう。
自分のタイムは大会の成績に関わるため、練習中から意識しておきたいものです。また、それ以外の点でも自分のタイムを知ることで多くのメリットがあります。
トライアスロンのレースには制限時間があるため、自分のタイムとレースのタイムを知ることで、完走できるか否かが分かりやすくなります。トライアスロンではそれぞれ3種目に制限時間が設けられており、それまでに各種目を終えないとゴールできません。タイムは大会ごとに違っており、大きな大会になるほど時間が短く厳しめです。大会の制限時間を見て、自分のレベルに合った大会を選びましょう。
トライアスロンは個人競技ですが、練習仲間やサークル仲間など作りやすい趣味です。その際に自分のタイムや目標は、会話のネタとしてよく上がるものでしょう。
大会ごとのタイム目安が分かると、目標を決めやすくなります。苦手な種目を克服する際にも、それぞれのタイムが目安となるので役立ちます。
初心者であればまずは、完走できるタイムを目指すと良いでしょう。もっと上を目指すなら、優勝レベルのタイムも知っておくと目標にできます。
まずは制限時間以内に入ることが最低条件となります。オリンピックディスタンスの主要大会の制限時間で多くみられるのは、スイム50分、バイクまで3時間、ゴールまでの総時間が4時間です。ただし、各種目間のトランジションタイムも考えておく必要があります。
トライアスロンの大会で優勝するレベルの選手になると、クリアすべき目標はかなり厳しくなります。たとえば、日本選手権での優勝タイムは男子で1時間52分、女子で2時間3分です。
オリンピックディスタンス以上の長さのロングディスタンスは制限時間も長くなります。レース主要な国内のロングレースでは、ゴールまでに15時間ほどかかるのが目安のようです。
トライアスロンでは、トランジションもタイムに入っています。トランジションでは効率よく動き、ミスをしないで次の種目に移ることが大切です。スイム→バイクでは着替え込みで10分弱、バイク→ランでは5分以内に抑えたいところです。
トライアスロンの種目はどれも長距離で、一朝一夕に良い成績を残せるものではありません。しかし、きちんと練習すれば、オリンピックディスタンスの完走は不可能ではありません。大会までの期間は、計画的に練習メニューを組み、伸ばしたい得意分野と克服すべき苦手に取り組みましょう。
トライアスロンはタイムを競うレースです。また、大会では制限時間が設けられ、自分のタイムが及ばなければ完走できません。そのため、トライアスロンの練習ではタイム目安を知り、目安を目標にすることが大切です。タイムを縮めるために、まずは計画的に地道な練習を進めましょう。