大歓声の中ゴールに駆け込むあの瞬間がたまらない!トライアスロン最後のトライ「ランニング」。華麗に走りきるランニングシューズについて紹介します。
トライアスロンでは2種類のシューズを使います。バイクレース用のバイクシューズ(サイクルシューズ)と、ランレース用のランシューズ。クリークの有無やクッション性など、基本構造が違うので併用はできません。
タイムトライアル競技であるトライアスロン。競技と競技を移動するトランジットタイムの過ごし方が重要です。シューズの着脱で時間がかかると、かなりのロス。たとえば1kmを5分で走るなら、1分で200mの差が出ます。走りでその差をカバーするには、相当の体力が必要。トランジットタイムの短縮化はマストと言えるでしょう。
トライアスロン初心者には、クッション性の高いランニングシューズがおすすめ。足への負担を出来るだけ軽くすることで、完走に近づけます。また、レース中は紐を縛りなおす時間はありません。裸足のまま履く選手が多いので、ランニングシューズには「なめらかな履きやすさ」が求められます。そして前傾姿勢で履くのは、意外に呼吸が苦しいもの。楽な姿勢でいかに素早く履けるかがポイントです。
トライアスロン初心者は、クッション性の高いシューズを選びましょう。クッションの重みがあるとバランスを崩しにくく、走りに安定感が出ます。衝撃吸収性が高いシューズは、体重の2~3倍と言われる足への負担を最小限に抑えてくれます。タイムは大事ですが、怪我をしては元も子もありません。慣れるまでは身体を守ることを優先して、少し重くてもクッション性の高いシューズを選びましょう。
レースに慣れてきてランニングフォームに自信が出てきたら、次はシューズの軽量化を考えましょう。衝撃吸収性を保ちながら軽さを追求しているシューズは、各メーカーから多く販売されています。足を守りながらさらに速く走れる、そんなシューズを手に入れましょう。
走る距離が短ければ、ソールが硬くて高反発のスピードが出るシューズでも良いでしょう。しかし、トライアスロンのように距離が長いのであれば、ソールが柔らかくて低反発の安全に走れるシューズをおすすめします。店頭にはベテランアスリートが選ぶ「足を守らないランニングシューズ」も一緒に並んでいます。しっかりチェックして、レベルに合うシューズを選びましょう。
ここではランニングシューズで有名なメーカーと、おすすめ商品を紹介します。
創業70周年を超える老舗スポーツ用品メーカーです。スポーツで培った技術で、より質の高いライフスタイルを創る」というビジョンのもと、日本人に合うランニングシューズを作り続けています。
画像引用元HP:楽天市場公式サイト
(https://item.rakuten.co.jp/auc-athlete1/tjg980-9001/)
シューズ前足部に通気性の高いメッシュを使用しているNOOSA FF2。シリーズ化されている人気商品です。アシックスのスポーツ工学研究所が3年の月日をかけて開発した、クッショニングシステムFlyteFoam®(フライトフォーム)をミッドソール全面に採用。軽い上に優れたクッション性と耐久性を実現しました。シューズのフォルムは側面のふくらみを控えめに、アーチからかかとまでを包み込む立体設計で履きやすいランニングシューズです。
国産スポーツ用品メーカーの代表格ミズノ。日本人向けのランニングシューズを開発・販売する大手メーカーです。「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」を経営理念とし、商品を通してミズノ独自の価値を提供しています。
画像引用元HP:楽天市場公式サイト
(https://item.rakuten.co.jp/threegood-mitsuyoshi/ss3143759220731urun/)
履き心地の良さでシリーズ化されている人気シューズです。クッション性(低反発)と安定性(高反発)という、相反する特性を両立させるMIZUNO WAVE機能を搭載。メッシュ素材で通気性を確保し、人工皮革・樹脂フィルムを採用したアッパー(甲部分)でホールド性を高めています。艶やかな表面はファッション性にも優れ、ビジネスシーンでも履きこなせるランニングシューズです。
アメリカのコロラド州ボールダーに本社をおくニュートン。ランナーのメッカである当地で、走りを追求し続けるスポーツ用品メーカーです。ランニングの質を向上させるために、シューズの走行性能の向上とランナーへの指導を行う貢献企業でもあります。
画像引用元HP:ニュートンランニング公式サイト
(https://newtonrunning.jp/products/mens-shoes/m000318)
トライアスロンはもちろん、長距離ランにも最適なランニングシューズです。インソールにはニュートン独自開発の「ニュートニウム・フォーム」を採用し、走りを受け止めるクッション性と蹴り上げる反発力を確保しています。
4方向に伸びるメッシュを採用しているので、ストレスフリーな履き心地。ミッドソール部分にサポートパーツを付けることで、足裏に負担のない設計となっています。
2010年、スイスのチューリッヒに創設されたOn(オン)。以来、50カ国・300万人以上のランナーに愛され続けるシューズメーカーです。プロアスリートが「雲の上の走り」を目指してスタートしたメーカーの勢いは、留まることを知りません。
画像引用元HP:On公式サイト
(https://www.on-running.com/ja-jp/shoe-finder/cloudace-shadow-rust-m)
究極のクッション性を持ちながら、スピードを落とさないよう開発されたソールが特徴のランニングシューズです。走り心地が快適なだけでなく、衝撃から足を守り続ける高い性能を持っています。
TPU成型ヒールカウンターは、精密な形を保ち続ける3D仕様。過酷なランでもかかとにしっかりフィットし続け、最高の走り心地を提供してくれます。
アッパーには通気性とサポート力を兼ね備えたメッシュ素材を使用。最後まで気持ちよく走れるランニングシューズです。
1898年に創業された、アメリカでも老舗のシューズメーカーです。多くのランナーが革製のスパイクを履いていたあの時代に、「人々の走りを変える」という熱い思いを掲げたサッカニー。世界中のデザイナーやショップとのコラボを展開しながら、高いレベルのランニングシューズを提供しています。
画像引用元HP:サッカニー公式サイト
(https://saucony-japan.com/performance/s20410-3/)
通常アッパーに設置されているシューレース(靴ひも)を、アッパー(甲部分)から切り離して設置したデザイン。伸縮性に優れたスリープを、まるで足を包み込むかのように装着し、最高の履き心地を提供してくれます。サイドパーツは靴全体をホールドしながら柔軟に動ける設計。ランニング中の足のコンディションを損なうことなく、怪我リスクを抑えながら走れます。