世界中のサイクリストから注目のバーチャルサイクリングサービス「ZWIFT(ズイフト)」。この記事では、ZWIFTの魅力についてたっぷりとご紹介します。
今回紹介するZWIFTは、ローラー台を使ってバーチャルサイクリングを楽しめるサービスです。思うように外出できず、なかなかロードバイクにも乗れないという人が多い現在、ロードバイクを愛する人に非常に人気が高まっているサービス。ツール・ド・フランスなどで活躍するプロのロードバイク選手の中でもZWIFTのアカウントを持っている人もいるほど。ローラー台を使用することで、バーチャルな世界でのサイクリングを楽しむことができます。
ZWIFTを始めるためには、まず必要なものを揃える必要があります。
まずは自転車が必要ですが、専用のものではなくすでにロードバイクなどを持っているのであればそれでOK。乗り馴れたロードバイクだとよりトレーニングが楽しくなることでしょう。
ローラー台を用意します。従来のローラー台でも問題なくZWIFTを楽しむことができますが、ローラー台を持っていない場合には「スマートトレーナー」と呼ばれるロードバイクの室内練習用ローラーがおすすめです。スマートトレーナーの場合は、コースに合わせて自動的に負荷が変化します。
ZWIFTはオンラインゲームアプリなので、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末とインターネット回線も必要です。スマートフォンの画面でもプレイ可能ではあるものの、画面が小さいために臨場感をより楽しむためには端末に接続できる大画面を用意することがおすすめ。
また、機種や端末によるところですが、BluetoothやANT+に対応した受信センサーを用意する必要がある場合も。
パワーメーターやケイデンスセンサー、心拍計などが必要になります。もし使用するローラーがスピードとケイデンスを検知できるタイプであればロードバイクには何も装着する必要がありません。また、ローラーがデータを取得できないタイプであれば、自転車にスピードとケイデンスのセンサーを装着すればOKです。
バーチャルでサイクリングを楽しめるZWIFTにはさまざまな魅力があります。そこでどのような魅力があるのかを見ていきましょう。
たとえ雨であってもサイクリングを楽しめるのがZWIFTの大きな魅力です。通常、雨が降っているとトレーニングに消極的になりがちですが、雨や雪が降っていたとしてもトレーニングが可能。特に雪が積もる地域であれば冬の間は重宝することでしょう。
日々忙しい生活を送っている人でも、少しの空き時間があればサイクリングができるのもZWIFTの魅力です。たとえば朝の出勤前や夜寝る前など、好きな時間にバーチャルトレーニングを楽しめます。
ZWIFTは世界中からたくさんのサイクリストがアクセスしています。そのため、世界中の人たちと同時に自転車で走ることができ、「ひとりでトレーニングをしている」という辛さを感じません。
また、ZWIFT上ではレースを体験することも可能。本物のレースだと周りのサイクリストとの接触が不安ですが、ZWIFTならその心配は無用。安全にレースの駆け引きを楽しめるのもZWIFTの楽しいポイントです。
淡々とローラーを回すだけではなく、スマートトレーナーを使用することによってZWIFTの中に出てくる勾配などの有無に応じてローラー台の負荷が自動で調整されるため、画面に映し出されている風景の中を実際に走っているような感覚を楽しめるのも大きな魅力。
ロードバイク初心者も、ZWIFTを使うことでしっかりとトレーニングすることができます。初心者のうちは、外でひとりでトレーニングするのが恥ずかしい、転んでしまったら…などさまざまなことを考えてしまってなかなかトレーニングに出ることができないもの。しかし、ZWIFTであれば周りの目を気にせずに思う存分ロードバイクを楽しめますし、怪我をする心配もありません。
また、サイクルウェアを着るのが恥ずかしい…という場合も問題なし。部屋の中でロードバイクに乗ることになるため、自分が好きな服装でOK。汗をたくさんかく可能性が高いので、汗を吸ってくれる素材のウェアであればより良いでしょう。
バーチャルサイクリングを楽しめるZWIFTについて紹介してきました。外出がしにくい状態の時でも、思いっきりサイクリングを楽しめますし、世界中の人と交流が可能。プロのロードレーサーとの交流も可能かもしれません。ぜひこの機会にZWIFTを導入してサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。