ロードバイクに乗るにあたり、心配なのが盗難の問題。高額なロードバイクは非常に狙われやすく、盗難に遭ってしまったという人が後を絶ちません。中にはしっかりとロックをかけていたのに盗まれてしまった、という声も。そこでこの記事では、GPSを使用した、次世代自転車盗難対策ツールとして注目を集めている「オルターロック」について解説します。
ロードバイクに乗っていると、ちょっと休憩したい、飲み物を買いにコンビニに入りたいなどでロードバイクから離れるタイミングがあります。そんな時、必ずロックをするように心がけている人がほとんどかもしれませんが、ロックしても盗まれる場合も。そんな被害を少なくするために最近注目されているのが「GPSを使用した盗難対策」。まずは、GPSを使ったロードバイクの盗難対策とはどのようなものなのか説明します。
GPSを使用して盗難対策をする時には、小型のGPS発信機をロードバイクに取り付けます。この発信機から発する電波をスマホやパソコンなどで確認し、今自分のロードバイクがどの場所にあるのかを把握することができます。
このGPSは月々の料金がかかるものが多いため、予算を考えた上で購入を検討することがおすすめです。各社さまざまな割引サービスを用意している場合もあるので、よく確認してみましょう。
GPSを利用した自転車盗難対策ツールには、さまざまなものがあります。例えば今サイクリストの中でもっとも話題になっている「オルターロック」や、自転車がある場所の検知力が非常に高い「GPS BoT」、コンパクトなボディが特徴的な「TrackR bravo」、世界中のどの場所にロードバイクがあっても検出できる「Ping」など、それぞれ特徴がありますので、用途や使用料金などを比較しながら検討すると良いでしょう。
本ページでは、上記の中からサイクリストが注目している「オルターロック」についてご紹介します。
引用HP:オルターロック公式サイト（https://alterlock.net）
スポーツ自転車向けの盗難防止サービスとして開発された「オルターロック」。ここでは、このサービスについて詳しくご紹介していきますので、ロードバイクの盗難対策について悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
オルターロックの機能は大きく分けて「オートガード」「アラーム＆スマホ通知」「GPS追跡」の3つです。
「オートガード機能」とは、利用者が対象となるロードバイクから離れると、自動で盗難を監視するモードになる機能。例えば飲み物を買いに行く、トイレに行くなどでロードバイクから少し離れてしまった際にも監視してくれるので安心。ロードバイクの近くに戻ってくると、自動的に監視が解除されるので便利です。
「アラーム＆スマホ通知機能」は、監視モードになっているロードバイクが振動・移動を感知するとアラーム音が鳴るもの。さらに、ロードバイクが動いた可能性があることを持ち主のスマホに通知してくれます。ロードバイクを盗もうとして音が鳴った場合に、盗むことを断念することもあるでしょうし、盗難の危険にさらされているロードバイクのところにすぐに駆けつけることができます。
「GPS追跡機能」は、その名の通りGPSによって今どこにロードバイクがあるかを追跡できる機能。万が一盗難に遭ってしまった場合でも、自転車の位置を確認できるため安心です。
オルターロックを使用する際には、ロードバイクに取り付ける「オルターロックデバイス」とスマートフォンのアプリが必要になります。GPSと通信機器、バッテリーを内蔵したデバイスはフレームとボトルケージの間に取り付けますが、重量は60gとロードバイクの走行を邪魔しない重さとなっています。
また、オルターロックのアプリは、Android、iOSどちらにも対応しているため、どんな人でも使用することができます。アプリではオードガードのオン・オフの設定や振動検知感度の調整など盗難防止に関する機能だけではなく、サイクリングコースの紹介なども見ることができる便利なサービスを提供しています。
オルターロックを使用する際には、まずデバイスをロードバイクに取り付け、アプリをスマートフォンにインストールします。さらに、「サイクルガードサービス」に加入し、デバイスとスマホをペアリング。その後スマホのアプリ上でさまざまな設定を行うことで利用が可能になります。
オルターロックは、デバイスの価格は8,900円（希望小売価格）、サービス利用料は月額390円・年額3,900円となっています。全国のサイクルショップで取り扱いを行っているようなので、オルターロックの購入を検討している方はぜひ問い合わせをしてみると良いでしょう。取扱店はオルターロックの公式サイトで紹介されています。
ロードバイクの盗難対策として注目されている「オルターロック」についてご紹介しました。ロードバイクの盗難対策は可能な限りしっかりと行っておきたいもの。盗難に遭ってしまってから後悔しても遅いのです。そのためにも、万全の対策を行っておきましょう。
