ITU(国際トライアスロン連合)主催のトライアスロンワールドカップ宮崎大会が10月24日から27日までの4日間、宮崎県宮崎市で開催されました。日本国内での大会ということもあり、日本人選手も多数、参加。女子では、世界ランク最高3位まで上り詰めたことのある女子トライアスロン界の第一人者、上田藍選手が3年ぶり2度目の優勝を飾るなど話題となりました。
そこで今回は、ITUトライアスロンワールドカップ宮崎大会をはじめとするトライアスロンのワールドカップについて紹介していきたいと思います。興味がある人は参考にしてみてください。
トライアスロンのワールドカップは、カナダのバンクーバーに本部を構えるITU(国際トライアスロン連合)が主催。サッカーやラグビーのように数年に1度といった大会ではなく、毎年、世界各地を転戦するかたちで行われます。2008年のシリーズを最後にレース再編が行われ、世界トライアスロン選手権シリーズに移されたため、それ以降はレース数が減少。2019年は、日本をはじめ、中国、韓国、スペイン、チェコ、ハンガリー、エクアドル、ドミニカ共和国など世界各地で2月から10月までの間に17の大会が行われました。
トライアスロンワールドカップ宮崎大会は、みやざき臨海公園、一ッ葉有料道路、フェニックス・シーガイア・リゾート周辺及び施設で開催。スイム1.5km、バイク40.0km、ラン10.0kmの計51.5kmで争われます。それぞれの種目には、制限時間が設けられており、スイムは60分、バイクは110分、ランは70分。参加費用は20,000円となっています。
2019年の大会では、女子で上田藍選手が優勝しました。上田選手は、今シーズン、2月のケープタウン(南アフリカ共和国)、6月のヌルスルタン(カザフスタン)の大会でも優勝を飾っており、この大会でシーズン3勝目。来年、開催の東京五輪への出場も期待されますが、8月に東京のお台場で行われたITUワールドトライアスロン・オリンピック・クオリフィケーション・イベントは、ケガのため欠場となり、来年3月に行われる日本代表選手選考レースとITU世界トライアスロンシリーズ・アブダビ大会で出場を目指すことになります。上田選手以外では、高橋侑子選手が5位、岸本新菜選手が9位と続いています。
一方、男子では、三井住友海上に所属する古谷純平選手の15位が最高でした。
いかがだったでしょうか?世界トップクラスのトライアスリートの活躍を肌で感じることができる大会が国内で行われるというのは、トライアスリートを目指す人にとっても貴重な体験となるはずです。機会があれば、選手たちの活躍を見に行くのはもちろん、一般参加も可能なようなので、一緒に参加してみてはいかがでしょうか?