「ロードバイクが欲しいけど、どこのメーカーのものを買えばいいの?」という素朴な疑問をお持ちの初心者の方に向け、ここでは、国内外で販売を展開しているロードバイクの主要メーカーを9社ご紹介します。
ご紹介するメーカーは、いずれもプロが認める一流のメーカー。各メーカーの特徴を比較し、より自分の好みに合ったメーカーのロードバイクを選ぶようにしましょう。
現存する大手自転車メーカーとしては、世界最古と言われる歴史を持つメーカー。初心者向けからプロ向けまで、幅広いロードバイクを扱っています。世界中のレースで数々の実績を樹立。ジロ・デ・イタリアでは、10回以上の個人総合優勝を導きました。日本でも非常に人気のメーカーです。
本社 | トレヴィーリオ(イタリア) |
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設立年 | 1885年 |
自転車競技の元オリンピック選手、トルミーノ・ジオスが創業した自転車メーカー。1948年に創業して以来、トリノを代表する大手自転車メーカーとして非常に有名です。フレームの性能の良さを特徴とするメーカーで、その堅牢かつ軽快なフレームを評し「ドイツ車のようだ」と言われることもあります。
本社 | トリノ(イタリア) |
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設立年 | 1948年 |
EFBe(世界一厳しいと言われるドイツの検査機関)の基準をクリアした自転車のみを販売するなど、妥協なき技術開発で知られるスイスの自転車メーカー、スコット。1kgに満たないフレームの製造に成功するなど、これまで数々の革新的な開発を行ってきた実績を持つメーカーです。
本社 | ジヴィジエ(スイス) |
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設立年 | 1958年 |
「優れたデザイン性・軽量性・耐久性」の3つをコンセプトに、1台1台のロードバイクを職人が丁寧に作っているアメリカの自転車メーカー。品質へのこだわりから、大量生産を行わないことでも知られています。マウンテンバイクでは世界的に有名なメーカーで、過去には「bike of year」にも輝いた実績を持ちます。
本社 | カリフォルニア州(アメリカ) |
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設立年 | 1986年 |
「革新を、もしくは死を」をスローガンに掲げる総合自転車ブランド。世界で初めて量産型マウンテンバイクの生産にも成功したメーカーとしても知られています。2000年のツール・ド・フランスでは、初出場にもかかわらず個人3位、チーム総合2位の快挙を見せました。
本社 | カリフォルニア州(アメリカ) |
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設立年 | 1974年 |
自転車競技の元・オリンピック選手、ルイガノー氏が創業した自転車ブランド。ガノー氏がアーティストでもあることから、自転車技術とアートが融合したオシャレなロードバイクで知られています。外観の良さだけでなく、耐久性試験を何度も行うなど、安全性の高さにも強いこだわりを持つメーカー。
本社 | ケベック州(カナダ) |
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設立年 | 1984年 |
言うまでもなく、日本を代表する世界的な自転車メーカー。タイヤの製造・販売においても、世界最大級のメーカーとして知られています。1964年には社愛に自転車競技部を発足。国内外のレースで選手が活躍しています。暗所で自動点灯するライト「点灯虫」など、日本らしい細やかな技術開発が得意。
本社 | 埼玉県上尾市(日本) |
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設立年 | 1949年 |
自転車生産台数が世界一を誇る台湾の大手自転車メーカー。日本の市中でも、ジャイアントのロードバイクを頻繁に見かけます。「高品質で低価格」というコストパフォーマンスの良さが特徴で、初心者の方々にも広く人気です。ロードバイクだけではなくクロスバイクの生産でも知られるメーカー。
本社 | 台中市(台湾) |
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設立年 | 1972年 |
創業120年以上の歴史を誇る日本の大手自転車メーカー。鉄砲鍛冶だった宮田栄助が、銃身のパイプ作りの技術を応用して自転車を製作。これが現在のミヤタの始まりとなりました。世界的に著名な自転車メーカーであるメリダに技術指導を行うなど、高い技術力で知られる国産ブランドです。
本社 | 神奈川県茅ヶ崎市(日本) |
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設立年 | 1890年 |
以上、ロードバイクの主要メーカーについて、ヨーロッパ、アメリカ・カナダ、アジアに分けて、それぞれ3社ずつご紹介しました。それぞれのメーカーの特徴やこだわりが、少しはイメージできたでしょうか?
気になるメーカーがあれば、ぜひ自転車屋さんに行って実物を見てみてください。質問をすれば、きっと自転車屋さんも喜んで答えてくれることでしょう。可能であれば試乗もさせてもらい、自分にぴったりのメーカーを探してみてくだい。