こちらの記事では、2025年4月20日に開催された「全日本トライアスロン宮古島大会」についてご紹介します。レースの魅力や見どころをまとめていますので、レースに挑戦したい方、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
全日本トライアスロン宮古島大会は、1985年に初開催された、日本を代表するロングディスタンストライアスロン。距離が長く過酷なレースでありながら、宮古島の美しい自然の中で挑戦できることが大きな魅力といえるでしょう。2025年大会の概要は以下の通りです。
【スイム】
【バイク】
【ラン】
2025年大会は、天候は曇り、気温24.7℃、水温24.1℃と、レースに適した気象条件の中で実施されました。雨天時はデュアスロンに変更される予定でしたが、当日は予定通りトライアスロン形式での開催となりました。
参加選手は総勢1,393名(男子1,219名/女子174名)、完走者は1,258名で、完走率は90.3%と高水準を記録しています。
なんといっても注目を集めたのは、男子総合部門での三連覇がかかっていた寺澤光介選手の挑戦。
事前インタビューでは「3連覇を目指したい」と語っていた寺澤選手でしたが、レースでは初出場の古谷純平選手との一騎打ちに。
結果は、古谷選手が6時間3分57秒で初出場・初優勝を達成。寺澤選手は6時間23分14秒で2位、3位には大倉拓也選手が6時間24分9秒で入りました。
ちなみに、総合女子の部については、1位が平柳美月選手の7時間1分41秒、2位が大西麻代選手の7時間9分11秒、3位はSzeto ShiuYanLeanne選手の7時間17分49秒という結果。こちらも、なかなかヒートアップしたレースでした。本大会の最大の魅力のひとつが、やはり自然の美しさ。
スイムは、世界屈指の透明度を誇る与那覇前浜ビーチで行われ、エメラルドグリーンの海を泳ぐ体験は、きっと特別なものでしょう。
バイクは、平坦な道と起伏のあるコースが組み合わされた変化に富んだ構成。島を一周するルートで、風景を楽しみながら走ることができます。
ランでは、島の中央部を通る城辺道路を駆け抜けます。沿道では多くの島民や観客の声援が飛び交い、選手たちの力となります。島全体の一体感を感じられるのも、この大会ならではの特徴です。
大会で感じられるのが、多くのボランティアによる支えです。地元住民を中心に構成されたボランティアチームが、エイドや誘導などあらゆる面で活躍していました。
選手としての参加はもちろんですが、「大会の雰囲気を体験してみたい」「トライアスロンに興味がある」といった方は、ボランティアとしての参加もおすすめ。
実際に、過去に出場経験のある方や、トライアスロン初心者の方も多くボランティアとして活躍しているようです。
以上、2025年4月20日に開催された宮古島トライアスロンについて、大会概要、注目レース、見どころを中心にご紹介しました。
美しい自然の中で挑戦できる宮古島トライアスロンは、多くのトライアスリートにとって特別な存在ですし、とても人気。興味のある方は、来年の出場やボランティアとしての参加を検討してみてはいかがでしょうか。