水泳を行う際、必ず着用する必要があるのがスイムキャップです。スイムキャップは現在様々な種類が発売されており、またそれぞれのスイムキャップには特徴があります。そこで、今回はスイムキャップのおすすめ商品をランキング形式でご紹介していきます。スイムキャップはどれでも同じだと思っている方もぜひ、一度スイムキャップについて知っていきましょう。
2019.11.08.
スイムキャップは普段泳ぐときに必ず被っているかと思います。では、どうしてスイムキャップを被る必要があるのでしょうか?
まず最初にあげられるのが、髪の毛をプールに落とさないということです。
お風呂に入った時、髪の毛がよく抜けてしまうと感じる方も多いのではないでしょうか?実際に抜け毛の本数は人それぞれ異なりますが、平均すると約50~100本程度になると言われているのです。それを考えると、プールを利用する際にみんながスイムキャップを被らないことで、たくさんの髪の毛がプールに落ちてしまい、実際に入った時に様々なところで髪の毛が浮いている可能性があるなど、あまりきれいな印象は持てなくなってしまいます。
また、プールに髪の毛がたくさん落ちていると、プールに設置されているろ過装置の負担も大きくなってしまいます。もちろんスイムキャップを被れば抜け毛がなくなるというわけではもちろんないのですが、スイムキャップの中にしっかりと髪の毛を入れておくことで、プールを衛生的に利用することができます。
次に、髪の毛を塩素から守る役割があります。小学生の頃など、水泳をやっている同級生の髪色が染めてないのに明るかったという印象はありませんか?
プールには毎日たくさんの人が入るため、殺菌や消毒など衛生管理が徹底されています。衛生管理をするために塩素が使用されており、プールの独特の香りは塩素が原因だったのです。プールに使用することのできる塩素濃度に関してはしっかりと規定があるため、あまり大量に使用しているということはありません。
ですが、成分としては洗濯をする際に使用する漂白剤と同じため、あまり肌に良い成分ではないのです。塩素は髪の毛だけではなく皮膚にも多少悪影響を及ぼしてしま
うということもあります。その中で髪の毛の場合は、特にキューティクルへの影響が大きく、プールで泳いだ後の髪の毛はいつもよりきしみやパサつきが気になるはずです。
さらに、塩素には漂白効果もあるため、髪の毛が脱色されてしまう可能性もあります。もちろん完全に塩素から髪の毛を守るということは難しいかと思います。ですが、スイムキャップを被ることで少しでも髪の毛を塩素から守っていきましょう。
実は水泳選手の中だけではなく、トライアスロン選手の中にも多いのですが、体に生えている毛は水の抵抗を受けやすいと言われています。もちろん毛によって何十分とタイムが変わるというわけではありません。
ですが、タイムを1 秒でも縮めたいと思っている方、本格的にレースに参加したいと思っている方にとっては、少しでも抵抗となるものをなくしたいと感じることもあるかと思います。
そこでスイムキャップを使用して髪の毛をしっかりと中に入れて固定をすることで、髪の毛によって水の抵抗を感じることもなくなり、今までよりもさらに水の抵抗を軽減することができ、タイムを縮めることが可能になるはずです。
ゴーグルは通常プールで水泳を行う時にも大切ですし、トライアスロンなど外で泳ぐ際には位置などを確認するためにとても便利なアイテムです。
皆さんはスイムキャップを被らずにゴーグルを付けたことがありますか?実はゴーグルはゴム製のバンドで固定していることがほとんどで、髪の毛の上からに直接ゴーグルをつけてしまうと、髪の毛にゴーグルが引っかかってしまって痛みを感じることや、外れやすくなってしまうのです。
そういったことを防ぐためにもスイムキャップは大切な役割をしています。また、しっかりとフィットしやすくなるためゴーグルの機能を十分にいかすことができ、おすすめなのです。
スイムキャップを選ぶ際、一番最初に気にしたいのが素材についてです。どれも同じように感じてしまうことのあるスイムキャップですが、実は様々な種類のスイムキャップが発売されています。どの素材のスイムキャップもそれぞれ特徴があり、自分の目的や求めている特徴などに合わせて、好きなキャップを選んでみましょう。スイムキャップの種類についてまだ詳しくないという方のために、それぞれの特徴についてまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはシリコンです。シリコンゴムと呼ばれる素材としては有名ですが、実はスイムキャップにも使われています。基本的に競泳などの選手が使用しているスイムキャップは、このシリコンタイプのものがほとんどです。
ここまで競泳の選手に愛される理由は、水の抵抗を受けにくいということです。ぴったりと頭にフィットしてくれますし、シリコンで作られているので水を通しにくくなっています。そのため、髪の毛が濡れることはもちろん、塩素からも守ってくれるので人気があります。
また、同じシリコンのスイムキャップでも、立体成型タイプと2枚のシリコンを貼り合わせて作られたタイプの2 タイプがあります。立体成型タイプは、人間の頭に近い形になっているので、被った時のシワも少なくフィット感がとても心地よく感じます。反対に2枚を貼り合わせて作られたタイプは、シワができてしまうこともあるので気を付けましょう。一方で、価格が高価になってしまうことが多く、また傷つきやすいためそこがデメリットとも言えます。
特に、かぶる際に爪を立ててしまったりするだけでも、傷の原因になりますので、かぶる際には注意をしましょう。また、ぴったりとフィットするように作られているので、着脱も少し手間取ってしまいやすいです。慣れてしまえば問題ないかもしれませんが、長時間の練習などをする際には特に、かぶりっぱなしのため疲れてしまったり、頭が蒸れてしまうこともあります。競泳の公式大会にも参加したいと思っている方や、タイムを少しでも縮めたい、速く泳ぎたいと思っている方にはシリコンのスイムキャップがおすすめです。
公式の大会に出る際には、FINAの公式のマークが入っていないと参加できないことがあるので、必ず入っているかチェックをしましょう。
メッシュ素材のキャップはとにかく安価で手に入れることができ、また軽量で水抜けがいいというところがポイントです。メッシュと聞くとある程度想像ができるかもしれませんが、スイムキャップ自体にたくさんの穴があいているようなイメージのスイムキャップになります。子どもの頃の水泳の授業でかぶっていたものが、メッシュのスイムキャップになります。
そのため、通気性がとても良く長時間スイムキャップをかぶっていても蒸れることがなく、また伸びが良いため頭を締め付けることもなく、痛みを感じずに使用することができます。通気性の良いスイムキャップだからこそに髪の毛は水に濡れやすく、塩素を防ぐことができないため髪の毛は傷みやすくなってしまいます。
また、水の抵抗を受けやすいためシリコンキャップと比べると、タイムにこだわっている方にはおすすめできません。様々なデザインのものも発売されていますが、プールの塩素や洗濯などによって劣化してしまいやすいので気を付けましょう。
2WAY スタイルのスイムキャップはテキスタイルと呼ばれており、トリコットといわれる水着と同じ素材で作られたスイムキャップになります。
水着と同じ素材で作られているため、サラサラとした気持ちの良い触り心地で、さらにかぶってみても締め付け感がなく心地の良いスイムキャップになります。2WAYという名前の通り、縦横両方に伸び縮みすることができるため着脱も簡単です。
メッシュ素材と同じように水を通すため蒸れにくい反面、髪の毛が水に濡れてしまうことや、塩素から髪の毛を守るということは難しくなります。着脱が簡単なためそこまでのフィット感はなく、動きが激しくなってしまうと脱げやすくなってしまうということもあるので、注意が必要です。
2WAY シリコンは、テキスタイルのスイムキャップの外側部分に、シリコンでコーティングをしているスイムキャップになります。テキスタイルとシリコンそれぞれの長所を生かすことができるように開発されています。そのため、テキスタイルの特徴である伸縮性の高さで着脱がとても簡単にできます。
また、シリコンの特徴である防水性もあるため、塩素から髪の毛を守ることもできます。塩素で髪の毛が傷んでしまうのが気になるけど、シリコンキャップのきっちりとしたかぶり心地はあまり好きではないという方や、シリコンをかぶりたいけど髪の毛が絡まってしまって痛いと感じる方なども、内側はテキスタイルなので問題なく着脱することができるはずです。
もちろんサイズ感は大切で、頭にしっかりと合うものを選ぶことができないと防水効果を感じることができず、また泳いでいる最中に脱げてしまうこともあるので気を付けましょう。売っている場所も限りがありなかなか見かけることの少ないタイプなので、事前に販売しているところを調べるなどする必要があります。
最後にこちらは名前の通り、水中でウォーキングやエクササイズを行いたいと思っている方におすすめです。他のスイムキャップとの大きな違いは、皺加工がされているというところです。
そのため締め付けはあまりきつくなく、長時間かぶっていても頭が痛くなることがほとんどないスイムキャップになります。そのため、できるだけたくさん水中で時間をかけてエクササイズをしたり、ウォーキングをしたいなど、健康維持やダイエットとしてプールに入るという方におすすめのスイムキャップになります。
ただし、先にご紹介した通り皺加工のされているスイムキャップのため、泳ぐとミズノ抵抗を受けやすくなってしまうため、水泳にはあまり向いていません。
次にメーカーについてもこだわってみましょう。スイムキャップは実はたくさんの素材でできているものがあり、種類は様々です。
また、メーカーごとに様々なスイムキャップを発売しているため、その数はかなり多くそこから自分が使用したいスイムキャップを1 つ選ぶというのは、なかなか難しいことだと思います。特に初心者の方であれば、自分に合うスイムキャップがどれなのか、またメーカーごとの特徴は何なのか分からないですよね。そこで、今回は人気の高いブランド4 種類の特徴も一緒にご紹介していきます。
もちろん、自分の好きなブランドがある、気になっているブランドがあるという方は、そのブランドのスイムキャップをチェックしてみてください。
スピードはイギリスのメーカーで、より動きやすく、より速く泳げるように、とブランド名のように速さにこだわっているブランドになります。様々な水着やその他水泳用品などを販売しており、オリンピックではスピードの水着を着用している選手も多く、その中でも数々の金メダリストを誕生させてきました。日本での販売は、日本の国内ライセンスを取得している会社が開発や販売を行っています。速さにとにかくこだわりたいと思っている方におすすめのブランドです。
1973 年に誕生したブランドです。水泳界のパラダイムブランドになることを目標としており、またウォータースポーツによって健康の維持や生活の質を高めることができるということを知ってもらい、ファンになってもらうということを目標としています。日本の水泳選手との契約も多く、日本人に愛されているブランドとも言えます。
VIEW はスイミングゴーグルがとても人気で有名のブランドになります。
1975 年に国産第1号である「ファルコン」が誕生してから様々なスイミングゴーグルを開発しており、フィット感などにもこだわって作られています。もちろんスイムキャップも種類が豊富に用意されているため、自分に合うものを見つけやすく、またスイミングゴーグルと合わせて購入するのも良いかもしれません。
ミズノは日本のスポーツ用品ブランドとして有名かと思います。創業は1906年とかなり長く続いています。元々洋品雑貨だけではなく野球ボールや運動服のオーダーメイドなども行っていましたが、1913 年に野球で使用するグローブやボールの製造を本格的に始めました。
その後、様々なスポーツで使用できる用品などを販売し、今では日本を代表しているスポーツブランドへと成長しました。
もちろん競泳に使用する用品に関しても満足のできる用品ばかりですし、何より日本のブランドということもあり、日本人の頭に合いやすいスイムキャップが発売されています。
スイムキャップを選ぶ上で、サイズはとても大切です。大人の使用するスイムキャップのサイズは基本的に、M・L の2 サイズで展開されているものと、フリーサイズがあります。
2 サイズで展開されているものに関しては、被った時に少し小さいと感じる程度のぴったりとしたスイムキャップを選ぶようにしましょう。フリーサイズと書かれているスイムキャップに関しても、誰にでも合うというわけではなく、サイズ感は人によって異なります。
そのため、必ずどのサイズでも試着をしてみて自分の頭に合うサイズのものを選ぶようにしましょう。また、スイムキャップを買い替える際に以前と同じサイズのスイムキャップを購入する方も多いかと思うのですが、スイムキャップのサイズ感はメーカーごとに異なります。
そのため、同じサイズのスイムキャップを購入したのに、大きく感じたり小さく感じたりしてしまう可能性もあるので気を付けましょう。大きすぎるスイムキャップを選んでしまうと泳いでいる間に脱げてしまう可能性もありますし、小さすぎるスイムキャップを選んでしまうと頭部を締め付けられているような感覚があり痛みを感じることもあります。また、スイムキャップは濡れることで多少伸びてしまうので、注意しましょう。
スイムキャップには様々な色やデザインのものが発売されています。子供用のスイムキャップではキャラクターのデザインも発売されています。
また、大人用のスイムキャップでも、もちろんおしゃれなデザインのものや、水泳選手がデザインしたものまで様々です。無地のものもありますが、色のバリエーションが豊富で、とても楽しい気分になると思います。自分の好みの色やデザインのものを選ぶと気分も変わりますし、また1 つが水着と異なってそこまで高価なものではないので、複数の種類を持っていてその日の気分で変えているという方もいるようです。
特にメッシュやテキスタイルのスイムキャップはデザインが豊富に発売されているので、デザインで楽しみたいという方はその2 種類もおすすめです。
また、水着のデザインにもこだわっている方の場合は、スイムキャップを選ぶ際に自分の持っている水着のデザインとの相性を見て選ぶのもおすすめです。水着とスイムキャップがきれいに揃っていると見た目もとてもきれいですし、自分自身も楽しくなるはずです。
最後に金額についてです。スイムキャップは様々な種類があり、価格に関しても安価なものから少し高価なものまで幅広く発売されています。
そのため、予算とも相談しながらスイムキャップを選ぶ必要があります。トライアスロンの大会に出る際には、スイムキャップを大会が用意していることがほとんどのため、基本的にスイムキャップを着用するのは練習の時の身になります。
そのため、スイムキャップの最低限役割を果たしているものであれば、どれでも良いと感じる方もいるでしょうし、練習でもしっかりとしたものを使用したいと思う方もいるでしょう。自分の予算と相談しながら、節約できるところは節約し、お気に入りのスイムキャップを選びましょう。