カンピオーネ・イタリアは、100台限定で生産された特別モデルのロードバイク。イタリアの自転車ブランドメーカー「Bianchi(ビアンキ)」が、自転車専門店を展開する「株式会社あさひ」の創業70周年を記念して製作しました。
カンピオーネ・イタリアとは、イタリア語で「イタリアチャンピオン」を意味します。伝統のあるビアンキブランドにふさわしいクラシック・クロモリフレームに、ビアンキの代名詞とも言えるチェレステカラーをまとっており、街乗りやロードバイク初心者でも気軽に乗ることができます。
シマノのエントリーライダー向けコンポーネント「クラリス」シリーズを採用。前2段・後8段の16段変速を備えているのが特徴です。サドルは、トップ部分に鋲打ちをイメージした金属製の小物をあしらっており、クラシックな見た目アピールする一方で、スポーツ走行も可能な仕様となっています。タイヤは28Cと少し太めのものを採用することで、乗り心地の良さをアップさせています。
バイクのデザインは、イタリア本国のビアンキが担当しています。ダウンチューブには、クラシックなビアンキロゴと「Campione d’Italia」の文字を刻印。またトップチューブには、あさひ創業70周年を記念した「asahi 70th anniversary」のデカールを配置しているのがポイントです。
価格は99,980円であさひ公式サイト内にあるネット通販からのみ注文することができます。
サイクルベースあさひは、関東、関西、中部圏を中心に北海道から九州まで幅広く店舗を展開している自転車専門店です。会社設立は1975年で創業当時の社名は、「株式会社旭玩具」。チェーン展開を積極的に進め、2019年12月現在、全国に477店舗を展開するなど、自転車店としては店舗数が日本最大になりました。店舗数を増加させる一方で、ネット通販などを行うe-コマース事業にも力を入れており、自転車本体はもちろん、豊富なパーツを取り扱うネット販売も行っています。全国に数多くの店舗を構えていることを活かして、ネットで注文した自転車を最寄りの店舗で受け取るサービスをいち早く行ったことでも有名です。
「簡易点検1000」や「サイクルメイト」といった購入後のメンテナンスが充実しているのもポイント。このようなサービスで購入後の来店機会を増やすことにより、継続した顧客獲得に成功しています。
あさひオリジナルのプライベートブランド商品を開発したのも、会社を急成長させた理由の1つ。プライベートブランドの割合が全体の半数を占めるなど、他の小売業に比べてその割合が高くなっています。
自転車ロードレースのプロ選手として活躍する萩原麻由子さんが社員として在籍していたことでも有名です。
ビアンキ(Bianchi)は、イタリアの自転車ブランド。現在のセーフティー型と呼ばれる自転車が発明された年に創業され、2015年に創業130年を迎えるなど、今ある自転車ブランドの中でも最も歴史があることでも知られています。
創業者はエドアルド・ビアンキ氏。ビアンキ氏が21歳だった1885年にミラノにあるイローネ通りで小さな自転車のお店を始めたのがきっかけです。お店は、順調に大きくなり、5年後の1890年にはボルゲット工場を稼働させるまでになりました。ビアンキの自転車に対する思いと技術力が評価され、1895年、当時のイタリア女王であったマルゲリータ女王から自転車の発注を受けるまでに。このことがきっかけで、ビアンキ氏は初めて女性専用の自転車を開発しました。
女王様から自転車を命じられるといった名誉を受けたビアンキは、ブランド化を推し進めながらサイクルロード界にも参入。これまでに数々のレースで勝利を積み上げてきました。ビアンキ製の自転車を使用していた人では、「ザ・フェニックス」の異名を持つフェリーチェ・ジモンディや「海賊」と呼ばれたマルコ・パンターニなどが知られています。
ビアンキ製のロードバイクの特徴は、チェレステカラー。明るい青色、水色に少し緑が混ざったような感じのビアンキの代名詞ともいえるカラーで、イタリア語で「碧空」「天空」という意味になります。エントリーモデルが幅広く、初心者や女性でも自分に合うロードバイクを見つけやすいのもポイントです。
いかがだったでしょうか?世界最古の自転車メーカーとして知られるビアンキは、取り扱っている自転車のタイプが多彩で、使用しやすいものが多いので、これからトライアスロンを始めようという人でも気軽に乗ることができるはず。取り扱っているお店もたくさんあるので探してみてくださいね。