ロードバイクを購入しようと考えてサイトを見たりショップに行ったりすると、多くのブランドがあることに気づくはず。ロードバイクのブランドは非常に多く、老舗から新しいものまでさまざま。そこでこの記事では、世界の有名ロードバイクメーカーをご紹介します。
まずは日本や台湾のロードバイクメーカーをご紹介します。
1972年設立。台湾に拠点を置いている、世界最大のメーカーです。
大きな生産工場を持っていることから、非常にコストパフォーマンスの高いロードバイクを生産していることで知られているメーカー。また、他メーカーのロードバイクのOEM生産も行っていることから、技術力・生産力には定評があります。
エントリーモデルから高性能モデルまで幅広くラインナップする中で、いち早く女性向けのブランド「Liv」を設立したという点も大きな特徴といえるでしょう。
1949年に設立された、日本で最大の自転車メーカー・ブリヂストンによるロードバイクメーカー。
日本人向けのフレーム設計、サイズ展開をしており、サイズを選びやすいのが特徴。さらに、自由にパーツ交換できるというシステムを採用しているため、自分の体格にぴったり合うロードバイクをオーダーできます。そのため、小柄な人でもサイズ選びに悩まなくて済むのは大きなメリット。プロサイクリングチーム「ブリヂストン・アンカー・サイクリングチーム」でも使用されているロードバイクです。
1972年台湾で設立されたメーカー。自転車の生産量はジャイアントに次いで世界第2位となっており、日本での取り扱いも増えています。シンプルでおしゃれなデザインが人気。また、コストパフォーマンスに優れるメーカーとしても定評があります。
日本人のプロロードレーサーとして、ツールドフランスなどで活躍する新城幸也選手が所属している「バーレーン・メリダ」にフレームを提供していますので、ロードレースの中継などでも目にする機会が多いでしょう。
続いて、ヨーロッパのロードバイクメーカーをご紹介します。ヨーロッパはロードバイクのメーカーが非常に多いことでも知られています。
1885年にイタリアで設立。最古の名門自転車メーカーとして世界中で愛され続けているメーカーです。ビアンキといえば、イタリア語で青空を意味する「チェレステ」と呼ばれる青緑色のブランドカラーを思い浮かべる人が多いでしょう。ツール・ド・フランスなどの大きなレースでも多く用いられていることでも良く知られていますが、街乗り用の自転車も生産しています。
日本ではエントリーモデルも多く販売しているので、初心者でも手が届きやすいロードバイクです。
1954年イタリアで設立。かつて選手として活躍していたエルネスト・コルナゴがメカニックとしてお店を持ったのがブランドの始まりです。
コルナゴは「イタリアロードバイク御三家」と称されることもある高級ブランド。美しいフレームフォルムなど、他のメーカーとは異なる魅力が感じられるロードバイクが揃っています。イタリアに本拠地をおくF1名門チーム・フェラーリとのコラボモデルを販売していたことでも知られるメーカーです。
2001年にイタリアで設立されたブランド。レースでの実績が高いことで知られており、日本国内のプロチームにもかつて機材提供を行っていたことから人気のブランド。
ロードバイクのメーカーとしては新しいブランドではあるものの、カーボンフレームのメーカーとしては実績があります。そのため、クオータのロードバイクは高性能なカーボンフレームを搭載していることが特徴です。
2001年にドイツで設立されたメーカー。創設者は「フレームの魔術師」と呼ばれるジム・フェルトです。
乗り心地の良さと速さ、軽さを追求して作られているフェルトのロードバイクは、黒を基調としたシンプルなデザインが多く、ラインナップも豊富。エントリーモデルは非常に求めやすい価格となっていることから、日本でもよく見かけるロードバイクといえるでしょう。
サイクルスポーツが国技とも言われるベルギーで1990年に設立された、比較的新しいブランドです。
元々はシクロクロス用のバイクからスタートしたメーカー。特徴的な形状のロードバイクを製造していることでも知られており、多角形チューブを用いたフレームを最初に導入したのもこのリドレー。比較的高価なモデルが多いため、街中で見かけることは少ないかもしれません。
最後に、アメリカ・カナダのロードバイクメーカーをご紹介します。
1974年にアメリカ・カリフォルニア州で設立されたメーカー。
ロードバイクはもちろん、マウンテンバイクやBMXなども手がけており、世界中で人気のあるメーカーのひとつ。UCIロード世界選手権で3連覇を飾ったペーター・サガンが乗るロードバイクとしても有名です。
ハイグレードのモデルである「S-WORKS」の性能の高さから、熱狂的な人気を集めているメーカー。
1976年にアメリカ・ウィスコンシン州で設立されたメーカー。アメリカ最大の総合自転車メーカーとして知られています。
ほぼプロショップのみの販売となっており、独自の生涯保障制度を用意している点も特徴。アームストロングやカンチェラーラといった、伝説のプロロードレーサーが乗っていたことでも人気のメーカーです。
1971年にアメリカのコネチカット州で設立されたメーカー。もともとMTBを生産していたものの、現在はスポーツバイク全般を手がけています。
アルミフレームの製造技術に優れたメーカーとして知られていましたが、現在はカーボン素材においても高い技術とアイディアによって軽量化に成功。さまざまな国際レースで高い成績をあげています。
1995年にカナダで設立されたメーカー。
元々はトライアスロン用の自転車フレームを製造していたことから、その技術を生かし流体力学に基づいて設計されたカーボンフレームが特徴。全てレース向けのモデルとして設計されているため、初心者には敷居が高く感じられるブランドといえるでしょう。
世界のロードバイクメーカーをご紹介してきました。この記事で紹介した以外にも、多くのロードバイクブランドがありますので、ぜひインターネットやショップで調べてみることをおすすめします。ぜひ、ロードバイク選びの参考にしてみてくださいね。