快適にロードバイクに乗るために欠かせない「バーテープ」。この記事では、バーテープとは一体どんなものなのか、そして自分で選ぶときのポイントと交換方法についてご紹介しています。一度も自分で交換したことがないという方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
まず、「バーテープって一体なんのためにあるの?」と思っている方もいるかもしれません。ここでは、バーテープの基本知識についてご紹介します。
バーテープは、ロードバイクのハンドル部分に巻いてあるテープです。このバーテープを巻いておくことにより、ハンドルを握りやすくするとともに、汗をかいたときや雨が降ったときにも滑りにくくしてくれます。
さらに、振動を吸収する役割を持っているので、長時間ロードバイクに乗っていても疲れにくくする効果もあります。
バーテープは消耗品なので、必要に応じて交換する必要があります。交換時期は、明確に何ヶ月に1度と決まっているわけではなく、例えばバーテープの表面がボロボロになってきたり、テープの端が解けてきたといった場合には交換しておきましょう。
また、例えばバーテープを交換して心機一転するのもロードバイクの楽しみ方といえます。
バーテープは自分で交換ができますが、そのときに必要な道具は「新しいバーテープ」「ビニールテープ」「ハサミ」の3つのみ。すぐに手に入れられるので、交換したいと思ったときに交換できるのもいいところです。
バーテープの種類はさまざまなものがあります。価格帯は1,000円くらいのものから5,000円程度まで非常に幅広いため、どれを選んだら良いか迷ってしまうこともあるでしょう。ここでは、バーテープの選び方をご紹介します。
まずチェックしておきたいのが、「しっかりと衝撃を吸収してくれる素材かどうか」という点。さまざまな素材のバーテープが販売されていますが、特に衝撃吸収性が高いとされているのが「DSP(デュラソフトポリマー)」という素材。クッション性があるため、長時間乗っていても疲れにくくなるというメリットがあります。
このように、素材によってどのくらい衝撃を吸収できるかという点が異なりますので、購入時にはチェックしてみましょう。
また、性能だけではなくデザインで選ぶのもおすすめ。お気に入りのバーテープに交換するだけでテンションが上がり、ますますロードバイクに乗りたくなる、という人も多いでしょう。
シンプルなものからカラフルなものまでさまざまなバーテープが用意されていますので、自分のロードバイクに巻いたときにどんな仕上がりになるのかを想像しながら選ぶのも楽しいものです。
実際のショップで選ぶときには、手触りをチェックできる場合もあります。実際に触ってみて手触りがいいと感じるものであれば、ロードバイクに乗っている間も快適です。
では、バーテープの巻き方をご紹介します。さまざまな巻き方がありますので、ある程度慣れてきたら自分が巻きやすい方法を工夫してみるのもおすすめです。
ブラケットまわりの巻き方にはさまざまな方法があります。初心者のうちは、難易度が低い隠しテープを使用した巻き方がおすすめ。あらかじめ巻く前に用意しておいた隠しテープをブラケットのバンドに貼ってから、ブラケットの周りを巻くときれいに仕上がります。
カーブがきつい部分は、内側は2/3程度、外側は1/4程度テープを重ねながら巻くと、幅が均一になります。
おおかた巻き終わったら、バーテープの端の位置を決めて、ハンドルと直角になるようにテープを斜めに切ります。バーテープの端まで巻いたら、ビニールテープでしっかりと留めておきましょう。
その後、ビニールテープの上にフィニッシュテープを貼り、ブラケットカバーを戻してエンドキャップをはめ込んだら完成です。全体的に緩みがないことを確認しておきます。
ロードバイクのバーテープについて解説してきました。ショップに行くとさまざまなテープが販売されていますので、選ぶのも楽しいものです。慣れれば自分で簡単に交換することができますので、ぜひチャレンジしてみてください。