トライアスリートの中には、トライアスロンの大会以外で出場できる大会はないのかと考えている人もいるのではないでしょうか?そんな人におすすめなのが通常のマラソンよりも長い距離を走るウルトラマラソンがおすすめ。これからの時期だと第30回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンあたりがおすすめなのではないかと思います。
そこで今回は、第30回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンについて詳しくご紹介。興味がある人は参考にしてみてください。
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンは、山梨県富士吉田市で開催されるマラソンの大会。毎年、4月頃に行われています。種目は一番、短いコースでも山中湖・本栖湖を除く三湖を走るコースで71km。これに加え、本栖湖をのぞく四湖を走る100kmコースと富士五湖全てを走る118kmコースの2つのコースがあります。定員は、71kmコースと118kmコースが各1000名。100kmコースが2000名で計4000名が出場します。エントリー開始は11月8日。受付締め切りは2020年の1月31日となっています。過酷なレースなので、通常のマラソン大会のようにすぐに定員締め切りとなってしまうことは少ないですが、エントリーは先着順となっているので、早めにエントリーしておくのがおすすめです。
昨年、行われた29回大会の完走率は、118km男子が853名中、484名が完走し、56.74%。女子が99名中、64名が完走で64.65%となっており、女性の方が多いというのは驚きの結果です。過酷なレースということもあり、腕に自信のある女性だけが参加しているのでしょうか?この他、100kmは男女合わせて2024名中1428名で70.55%、71kmには1009名の男女が出場し、864名が完走。完走率は、85.63%となっています。
長い距離を走らなければならないので、レースは長時間に渡って行われます。そのため、118kmコースは午前4時にスタート。100kmコースも午前4時30分が出走開始時間となっています。
トライアスロン部も第29回大会に参戦しています。その模様はコチラ➡
第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン参戦!チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンは、ウルトラマラソンの世界遺産シリーズの1つに数えられることで有名です。こうなると気になるのは、他の世界遺産シリーズに挙げられるウルトラマラソンはどの大会なのかということ。世界遺産シリーズには全部で4つのウルトラマラソンがあります。ここでは、残りの3大会について見ていきましょう。
2020年6月に行われる飛騨高山ウルトラマラソンは、飛騨高山ビッグアリーナをスタート・ゴールに100kmと71kmの2コースで開催されます。参加資格は、大会当日18歳以上でフルマラソン完走経験のある健康な男女。制限時間は、100kmが14時間、71kmが11時間なっており、参加人数は100kmが2500名で71kmが1000名となっています。
レースの特徴は何といっても、おもてなし給水です。給水所には、水だけでなく、地元でとれた新鮮なトマトを使ったトマトジュース、清見町のご当地サイダーとして知られる清見サイダーなどを飲むことが可能。さらには、高級食材として有名な飛騨牛の串焼きや焼畑が由来の火畑そば、朝日町で春に収穫した新芽だけを使ったよもぎうどん、国府町で冠婚葬祭や祭りなどで振舞われる梨打ち汁など、郷土料理を楽しむことができます。
またコース難易度が高いことでも知られ、飛騨高山スキー場近辺は1345mとコース最高地点を記録するなど、ベテランランナーでも走りごたえのあるコース設定となっているのも魅力です。
こちらの大会は、白川村の寺尾防災グラウンドから始まる100kmで開催。ゴール地点は、白山市の松任総合運動公園、白山市役所、周辺の臨時駐車場から選ぶことが可能です。種目は1コースのみで、参加定員は2000名、制限時間は14時間、参加料は20,000円となっています。
1995年に世界遺産に登録された合掌造りの集落を見ながら走ることができるほか、おもてなし給水では、きゅうりのみずみずしさを堪能することができる糀きゅうり、米どころとして知られる白山市の米を使った甘酒は飲む点滴とも飛ばれ栄養補助には最適。米粉で作ったキッシュや梨、フルーツトマトなども用意されています。
京都府京丹後市を舞台に行われるこちらのウルトラマラソンの魅力は、走りながら眺めることができる絶景です。七竜峠や温泉街が広がる浜詰地区、カキ棚が広がる養殖風景が府の文化的景観となっている久美浜湾などが目白押し。個人での成績に加え、10名までのグループで上位3名の合計タイムで競うグループトライアルがあるのも特徴です。
いかがだったでしょうか?どの大会もトライアスロンのために脚力を鍛えるためにはどれもおすすめ。腕試しはもちろん、その土地の魅力を味わうためにも参加してみてくださいね。