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2021年10月31日に開催された、99Tこと「九十九里トライアスロン」に参加した時のレポートです。レース前のトレーニングでは、トラブルの連続。しかし、そのおかげでこれまでとは違った形でレースに取り組むことができ、また新たな学びを得ることもできました。

トラブルの連続!そんな私がチーム順位1位になれた99T

今回は、1031日千葉県で開催された九十九里トライアスロン(99T)の出場レポートをお送りします。

これまでこの大会に向けてみっちりと練習を重ねてきましたが、直前にさまざまなトラブルが発生。それでも無事に出場し、思いのほか、良い結果を残すことができました。

今回はトラブルが起きたことからさまざまなことを考え、これまでとは違った形の目標のもとでレースに取り組むことになりましたが、そこから学びを得ることもできました。

99Tに向けたトレーニングで学んだこと

レース1ヶ月前~練習での学び~急ブレーキはNG!~

99Tの1ヶ月前、いつものようにレースに向けて練習に励んでいました。 その日は、「バイク80㎞⇒ラン10㎞トレーニング」というメニューでトレーニングを行う予定を立てていましたが、練習前日に雨が降ったことで彩湖バイクコースは非常にスリッピーな状態となっていました。 そんな中だったのにも関わらず、意気揚々とバイクトレーニングをスタート。

しかし、トレーニング開始早々スリップして転倒してしまいました…。 その時の状況を説明すると、まず目の前にカラスがいたため避けようとハンドルを切ったのですが、なんと私が避けた方向にカラスも動いてきたのです。そこで急ブレーキをかけたところ、きれいにスリップした…というわけです。

こういった状況から転ぶことは避けられず、右ひじと右腰を見事に擦りむいてしまいました。 ただ、擦りむいてしまったほかには特に外傷もなかったので、その日はそのままバイク80㎞⇒10㎞のトレーニングを行いました。 「バイクでは急ブレーキをかけてはいけない」と心にしっかりと刻みこんだ1ヶ月前のトレーニングでした。

レース3週間前~水分補給・栄養補給はこまめに~

99T3週間前のトレーニングです。 この日は、バイク140kmのトレーニングを行いました。 レース本番まで残り3週間、最後の追い込みということで霞ヶ浦1周・140kmのロングライドを計画していました。 先日の練習で転倒してしまった経験から、「急ブレーキはNG」と心にしっかりと刻み込み、この日も意気揚々と霞ヶ浦ライドをスタート。その後順調に走り続け、20km地点までは全く問題なし。

ところが、ふとした瞬間に意識が飛んでしまったのです。 次に気づいた時には、コースに寝転んで真っ青な空を眺めている状態。 ふと顔がジンジン痛むことに気づいたので、その部分に手を当ててみると血が…。そう、ご想像の通り私は2週連続でバイク事故を起こしてしまったのでした。

しかし、事故が起きた瞬間の記憶はまったくありませんでした。そのため、どういった状況だったのか後で一緒に練習していた仲間に聞いてみたのですが、私はこの時顔からアスファルトに突っ込んだのだそうです…。結果、10針も縫う怪我をしてしまいました…。 どうして事故を起こしてしまったのか後から考えてみたところ、この時の私は水分補給とエイドでの補給をほとんどしていなかった、というのがまず思い当たる点でした。

さらに、トレーニング場所である霞ヶ浦へ早朝から向かっていたために疲れが溜まっていた、というのが原因のようです。 この怪我によって救急車を呼ぶほどの騒動となってしまったこともあり、この時ばかりは99T当日の参加は難しいだろうと考えていました。

レース本番直前の葛藤

レース3週間前。 霞ヶ浦でのトレーニングで、これだけの大怪我をしたからには、さすがに今回の99Tはダメだろう…と考えていました。 レースは難しいかもしれないと思う反面、ここまで練習を重ねてきたこともあり、「ここまできて棄権はしたくない!」という思いがあったことも事実。

そのため、「怪我をして縫った傷跡が、大会の前週までにふさがっているかどうか」で出場するかどうかを判断することに。 結果として、ものの見事に傷口はふさがりました。 このことから、99T当日の出場は決まりましたが、今回私の99Tの目標は「チーム内で1位を獲ること」から「怪我をせずに99Tのレースを終えること」に変わったのです。

計画をしっかりと練って挑んだレース当日

いよいよ99T当日。 今回の目標は「完走」でしたが、過去には完走経験もあります。そのため、完走するのは正直余裕だと思っていました。 しかし、天気予報を見ると午後からは雨…。そこで私の脳裏をよぎったのは、練習で起こしてしまったバイクのスリップ事故です。

「2度あることは3度ある」ともよくいわれます。それに練習での事故は単独事故でしたが、今回のようなレースで同じような事故を起こしてしまった場合には、ほかの選手を巻き込んでしまうかもしれません。走行中に接触することで大事故にも繋がってしまう可能性もあります。

なので、同じことを繰り返さない&完走するために、事前にレース当日の計画をしっかりと考えました。 スイムは「いつも通り、落ち着いて」、バイクは「とにかく安全第一。飛ばさない。急ブレーキをかけない」、ランは「ここまでくればもう大丈夫。全力でいこう」。 このようにして、私の99Tのレースはスタートしました。

ウェットスーツ着用の「スイム」は安心感が違う

スイムは、いつも通りのタイムで泳ぎ切ることに成功。 正直、今回はあまりスイムの練習ができていなかったということから不安はあったのですが、ウェットスーツを着てのスイムはやはり安心感が違う、と感じました! ただ1点、スイムで反省点を挙げるとすれば、この大会は10月末。

この時の水温に対して、ロングジョン(袖なし)は失敗といえるでしょう…。もし今後99Tの出場を考えていて、ウェットスーツのレンタルを検討している方は、体型に不安があるなどの理由がなければフルスーツを選んだほうがいいと思います…。

今回の「バイク」は安全第一がテーマ

さあ、今回私の一番の懸念だったバイクがスタート。 レース前に決めたように、バイクでは「とにかく安全第一。飛ばさない。急ブレーキをかけない」、「曲がり角はできるだけスピードを落とす」、そして「水分補給と補給食はこまめに摂る!」 このように、いろいろなことを考えながらのライドとなりました。 この時に走った九十九里のバイクコースは、高速道路を使用していることからほとんど一直線。だから、スピードを出しすぎない、というところさえ守ればなんてことはありません。

ただ、コースの中では高速道路の下り道となっているところがあります。

この部分だけは怖いと感じたものの、結果的には意外とすんなりバイクを終えることができました。事前に天気予報を見て心配していた雨も、降ってくる前にバイクを終えることができたので、ここまでは計画通りに進めることができたといえます。

もちろん、自己ベストには程遠い記録となってしまいましたが、今回は「安全が第一」ですから全く問題はありません。

やったろう!気合再注入の「ラン」

バイク終了後のトランジットは、なんと同じチームの平松さんとほぼ同じタイミングでした。

平松さんはチーム内でもトップ争いに加わってくる人です。つまり、最後のランで平松さんをぶっちぎることができれば、私もチーム内で上位争いに加わることができる、ということになるのです!

もともと今回のレースは、「安全第一」という目標を立てていました。そう、今回はチーム内で1位を獲ることが目標ではありません。しかし、このランをスタートするタイミングでチーム1位になれる可能性があるなら…、やったろう!

という気持ちが湧き上がってきました。こうして、チーム1位を目指したランがスタート。

何よりバイクでは安全第一と考えていましたので、いつもよりもペースを落としてライドしていました。そのためランの足が残っていたことも幸いし、なんと最初の1キロのペースは自己ベストの458秒!

いつものレースとは違い、自分でも驚くほどに疲れもない状態。この時、「平松さんに追いつかせない!」ということを目標に気合を再注入!

そして折り返し地点で平松さんの姿を確認して、「これはいける!」と確信。あとは残りのレースを早く終わらせたい、という一心でどんどん歩を進めていきました。最終的に、トライアスロンのランにおける自己ベストのタイムでフィニッシュ!

このように、今回の99Tは練習で何度も怪我をしてしまったことからコンディション的には最悪の状態だったものの、バイク以外は最高の結果となりました。

レースを終えて

今回の99Tを終えて、改めてトライアスロンは「計画のスポーツ」である、ということを実感しました。 これまでの私は、「とにかく目の前の種目に全力で取り組む!」というやり方だったので、ランの時点ではまるで屍のようになりながらゴールをしていました。

しかし、今回は怪我をしてしまったこともあり計画を立てざるを得ない状況になったことで、前もってスイム・バイク・ラン、それぞれの力配分を計画してレースに臨んだことが良い結果になったのかな、と感じています。 以上、99Tのレースレポートでした。 このレポートを読んでくださっている皆様は、今回のように「バイクでこけたから…」というのではなく、得意・不得意やコンディションなどから、3種目の力配分の計画を考えてから挑んでみてください! きっといい結果に繋がると思います。

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