トライアスロンは長時間の競技なので、途中で水分補給が欠かせません。ドリンクは大会側で準備してくれることもありますが、自分でも用意する場合もあります。ここでは競技中に快適な水分補給を行うためにドリンクの種類や使い方について紹介します。
トライアスロンは時間かけて長距離を完走する競技です。そのため、競技中に水分や塩分、糖分などの補給が必要となります。
トライアスロンの種目の中でスイムだけは途中で水分補給ができません。そのため、競技前に十分な水分の摂取が必要となります。急激に大量の水分を取ることはできないため、ペースを見ながら摂取することが大切です。
トライアスロンの距離によっては大会主催者がドリンクを準備してくれることもあります。ただし、準備されたドリンクが利用しにくいこともあるため、できるだけ自分の飲みやすいドリンクを準備することもおすすめです。
特にバイクでは走りながら給水所でドリンクを取るのは困難です。また、走りながらだと飲みにくい容器の場合もあります。そのため、競技途中に飲みやすいものを見つけておきましょう。
トライアスロンでドリンクを選ぶ際には、健康や競技進行に悪影響を与えないようにすることが大切です。どのようなドリンクを選べばいいのか見てみましょう。
トライアスロンでのドリンク選びは、水分だけでなく塩分の摂取も考慮する必要があります。なぜなら、汗をかくことで水分だけでなく塩分も失われるからです。もし水分だけを補うとナトリウムが不足して「水中毒」という症状になる恐れがあります。
スポーツドリンクの中にはカロリーの摂取に向いたものがありますが、ドリンクだけでカロリーを摂取する場合は要注意です。なぜならトライアスロンでは他の短時間のレースなどよりも多くのカロリーを失います。カロリーをドリンクだけで補うためには、現実的ではないくらいの大量のドリンクが必要となるでしょう。
そのため、競技中のカロリー摂取は補給食として準備し、ドリンクは水分と塩分補給を主目的にすることが大切です。
トライアスロン大会で飲むドリンクは、特別なものでなく、普段から飲み慣れたものを用意することが大切です。普段から飲んでいないものを突然取り入れることで体調トラブルが起こることもあります。また、ドリンクのボトルなどの使い方にも慣れておくと、競技中でもスムーズに摂取でき、タイムを邪魔することもないでしょう。
トライアスロンでは、ドリンクの他に補給食の摂取も行います。糖質はエネルギーを作るために必要ですが、ドリンクと補給食の役割を分けて考え、無理なく摂取できるようにしましょう。
トライアスリートは、それぞれが自分に合ったドリンクを選んでいます。水だけを入れている人もいますが発汗により体内の水分とともにミネラルも失われています。水分とともに電解質となるカリウム、カルシウム、ナトリウムの補給も行いましょう。
市販のドリンクに合うものがなかったら、水でスポーツドリンクを希釈する工夫やオリジナルドリンクを作るのもおすすめです。水に天然塩やはちみつ、レモン汁などを加えることで、飲みやすいドリンクが作れます。
バイクを乗る際には、ドリンクボトルを利用することで効率よく水分摂取ができるようになります。
バイクにボトルを固定するためのパーツがボトルゲージです。フレームやサドルの後方などに装着できます。
バイクのDHバーに設置したボトルからドリンクを飲むためのアイテムです。これがあると、ボトルを手に取らずにストローから飲めます。
トライアスロン大会では、大会主催者がドリンクを準備してくれることもありますが、自分でドリンク準備をするとスムーズな水分補給が可能です。飲みやすいボトルや味は人によって異なるため、自分に合ったドリンクを選びましょう。